どうやら以上で遺跡巡りは終わったらしく、トゥクトゥクは駅に到着した。満面の笑みでオレ達を送り出す運転手。少ないチップにも嫌がる様子を微塵も見せずに、大きな厚ぼったい手で握手を求めてくる彼に、名残惜しげに別れを告げたオレ達は駅の構内へ向かった。
が、券売所はすべて「CLOSED」。その一つを半ば強引にこじ開け、バンコク行きのチケットを2枚購入した。が、その着予定時刻は15分前であることが発覚!! オレ達は期限切れのチケットを買わされてしまったのか…いやしかし、さすがに時間にルーズなタイと言っても国鉄でそんな失態はあり得んだろう……などと不安にさいなまれながら待つこと30分。何の悪びれた様子もなく堂々と45分も遅刻してきた列車に乗り込むオレ達。
「あっ……」
突然声を張り上げる○山。なんだろう? 実は乗る電車を間違ってしまっていたのか?
・・・・・
視線の方向に目を向けると、つい2時間前に「再会できるなんて、奇跡っすね!!」とか叫んでいた角田と特徴なしがそこに立っていた。……もういいんだよ、テメーらは!!
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